赤ちゃんを連れての初めての旅行は、楽しみな反面、不安も多いものです。「泣いてしまったらどうしよう」「周りに迷惑をかけないかな」と心配になり、温泉を諦めてしまうパパやママも少なくありません。そんな時に検討していただきたいのが、新潟県内の温泉宿にある貸切風呂です。
新潟県には、赤ちゃん連れに優しいサービスが充実した宿がたくさんあります。プライベートな空間でゆっくりとお湯に浸かれる貸切風呂なら、周囲の視線を気にすることなく、家族水入らずの時間を過ごせます。この記事では、新潟で赤ちゃん連れに選ばれている温泉地や、宿選びの基準、注意点について分かりやすく解説します。
新潟の温泉で赤ちゃん連れなら貸切風呂が最適な理由

赤ちゃんとの温泉旅行において、なぜ貸切風呂が推奨されるのでしょうか。一般の大浴場では、温度管理や周囲への気兼ねなど、パパやママがリラックスしにくい場面が多くあります。まずは貸切風呂を利用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
周りに気兼ねせず親子でリラックスできる
大浴場では、赤ちゃんが突然泣き出してしまったり、大きな声を出してしまったりすると、どうしても他のお客さんの目が気になってしまいます。その点、貸切風呂であれば完全にプライベートな空間ですので、多少赤ちゃんが賑やかにしても慌てる必要はありません。
また、パパとママが協力して赤ちゃんをお風呂に入れたり、着替えを手伝ったりできるのも大きなメリットです。大浴場では男女別々になってしまいますが、家族全員で同じ空間にいられる貸切風呂なら、お世話の負担を分担しながら、パパもママもゆっくりと温泉を楽しむことができます。
普段は家での育児に追われているパパやママにとって、誰にも邪魔されない空間で温泉に浸かる時間は、心身ともに最高のリフレッシュになります。新潟の豊かな自然を感じながら、親子のコミュニケーションを深める大切な時間になるでしょう。
赤ちゃんの着替えや世話がスムーズにできる
赤ちゃんをお風呂に入れる際、最も大変なのが「お風呂上がり」の工程です。自分自身の体を拭きつつ、赤ちゃんの体を拭いて保湿をし、おむつを履かせて服を着せるという一連の流れは、大浴場の脱衣所ではスペースの確保が難しく、焦ってしまうことも少なくありません。
貸切風呂の多くは、脱衣所も専有できるため、自分たちのペースでゆっくりと準備ができます。ベビーベッドが備え付けられている貸切風呂もあり、赤ちゃんを安全な場所に寝かせてお世話をすることが可能です。これにより、お風呂上がりの慌ただしさが大幅に軽減されます。
また、貸切風呂にはベビーソープやベビーチェアなどの備品が用意されている宿も増えています。重たい荷物を持ち込まなくても、宿の設備を利用することで、移動の負担を減らせるのも赤ちゃん連れには嬉しいポイントです。事前にどのような備品があるか確認しておくと、さらに安心ですね。
家族の絆が深まるプライベートな時間
日常の生活では、赤ちゃんのお風呂は「作業」になりがちですが、旅行先での貸切風呂は特別なイベントになります。窓から見える新潟の景色を眺めながら、家族だけでお湯に浸かる時間は、忘れられない思い出のワンシーンとなるはずです。
特に、生後数ヶ月から1歳前後の時期は、成長が非常に早い時期です。「初めての大きな湯船に驚く顔」や「お湯をパシャパシャと楽しむ様子」を、パパとママが一緒に共有できるのは貸切風呂ならではの贅沢と言えるでしょう。写真撮影が可能な貸切風呂であれば、記念の一枚を残すこともできます。
こうしたプライベートな空間での体験は、親子の信頼関係を深めるだけでなく、パパやママの精神的な余裕にも繋がります。日常から離れて、ただ家族の笑顔を見つめる時間を持つことは、これからの育児への活力を養うためにも非常に有意義なものです。
赤ちゃん連れにおすすめの新潟県内温泉エリア

新潟県は広大で、エリアごとに温泉の泉質や雰囲気が大きく異なります。赤ちゃん連れでの旅行では、移動距離や宿の周辺環境も重要な判断材料になります。ここでは、特にファミリー層に人気のある3つのエリアを紹介します。
アクセス抜群でパパママに人気の越後湯沢温泉
越後湯沢温泉は、上越新幹線で東京から最短約70分という抜群のアクセスの良さが魅力です。駅を降りてすぐに温泉街が広がっており、車を持っていないご家庭でも、電車と宿の送迎バスだけでスムーズに移動することができます。
このエリアの宿は、昔から家族旅行の受け入れ実績が豊富で、赤ちゃん向けの宿泊プランを用意している施設が数多くあります。貸切風呂を無料で利用できるプランや、離乳食の提供を行っている宿も珍しくありません。駅周辺にはお土産店や飲食店も多く、短距離の移動で観光も完結できるのが強みです。
また、冬はスキー場としても有名ですが、グリーンシーズンにはロープウェイに乗って高原の景色を楽しんだり、広い公園で遊んだりと、赤ちゃん連れで散歩を楽しむのにも適した環境が整っています。移動の負担を最小限に抑えたい場合に、最もおすすめできるエリアです。
硫黄の香りと美肌の湯が魅力の月岡温泉
新潟県新発田市にある月岡温泉は、美しいエメラルドグリーンのお湯が特徴の温泉地です。「美人の湯」として知られており、肌に優しい弱アルカリ性の泉質は、産後のママの肌ケアにも最適です。硫黄の香りが漂う温泉街は風情があり、歩いているだけで旅行気分が高まります。
月岡温泉には大型の高級旅館が多く、広々とした豪華な貸切風呂を備えている宿が目立ちます。赤ちゃん連れへの配慮が行き届いた宿も多く、お部屋食でゆっくりと新潟の美食を堪能できるプランも充実しています。静かな環境で、落ち着いた滞在を希望する家族にぴったりです。
温泉街には「歩きたくなる温泉街」をコンセプトに、手湯や足湯、地酒の試飲ができるスポットなどが整備されています。赤ちゃんをベビーカーに乗せて、城下町の雰囲気を感じながら散策を楽しむのも、月岡温泉ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
パワースポット巡りも楽しめる弥彦温泉
彌彦神社の門前町として栄えてきた弥彦温泉は、落ち着いた情緒あふれるエリアです。こちらの泉質も低張性アルカリ性単純温泉が多く、刺激が少ないため、赤ちゃんの温泉デビューにも向いています。神社の境内の清々しい空気を吸いながら、家族の健康を祈願するのも素敵ですね。
弥彦エリアの宿は、アットホームな雰囲気の旅館が多く、スタッフの方々の温かいおもてなしが好評です。貸切風呂を設けている宿も点在しており、神社の木々を眺めながら入浴できる施設もあります。静かな環境でゆっくりと過ごしたい、というニーズに応えてくれる宿が見つかるはずです。
弥彦山ロープウェイを利用すれば、山頂から日本海を一望できる絶景を楽しむことができます。また、近くには「弥彦公園」という広い公園もあり、桜や紅葉の季節には多くの家族連れで賑わいます。自然と歴史が融合した、心穏やかになれる温泉地です。
赤ちゃん連れに優しい新潟の宿選びの基準

貸切風呂があること以外にも、赤ちゃん連れで安心して泊まれる宿にはいくつかの共通点があります。予約をする前にチェックしておきたい「宿選びのポイント」を整理しておきましょう。
赤ちゃん専用プランの有無を確認する
多くの宿では、赤ちゃん連れを応援する専用の宿泊プランを用意しています。こうしたプランを選ぶ最大のメリットは、赤ちゃんのお世話に必要なグッズが最初から用意されていること、そして周囲も同じような家族連れが多いという安心感です。
専用プランには、おむつのプレゼントやおしりふきの用意、さらには離乳食の提供が含まれていることがあります。また、通常よりもチェックインが早かったり、チェックアウトが遅かったりと、赤ちゃんの生活リズムに合わせたスケジュールを組みやすい特典がついていることも多いです。
宿の公式サイトや予約サイトで「赤ちゃんプラン」や「ウェルカムファミリー」といったキーワードを探してみてください。こうしたプランを掲げている宿は、スタッフの方々も赤ちゃん連れへの対応に慣れているため、困ったことがあった時も相談しやすい雰囲気があります。
部屋のタイプと食事の提供スタイル
お部屋のタイプは、やはり和室が一番安心です。赤ちゃんがハイハイをしたり、寝返りを打ったりしても、畳であれば怪我の心配が少なく、パパやママも一緒にゴロゴロとくつろぐことができます。洋室の場合は、ベッドガードの有無や、靴を脱いで上がるタイプかどうかを確認しましょう。
食事については、「お部屋食」または「個室会場」が選択できる宿がベストです。バイキング形式は楽しいですが、赤ちゃんを連れて料理を取りに行くのは至難の業ですし、大広間での食事は他のお客さんへの配慮で疲れてしまうこともあります。個室であれば、赤ちゃんが少しぐずっても周囲に気兼ねなく食事が楽しめます。
【チェックリスト:部屋と食事】
・畳の和室があるか、またはローベッドなどの安全な部屋か
・お部屋食、または仕切りのある個室で食事ができるか
・お湯を沸かせるポットや、電子レンジの貸し出しがあるか
ミキハウス子育て総研「ウェルカムベビーのお宿」認定
宿選びの強力な指標となるのが、ミキハウス子育て総研が認定する「ウェルカムベビーのお宿」という制度です。これは、設備面や接客面など100項目におよぶ厳しい基準をクリアした宿だけに与えられる認定です。新潟県内にもこの認定を受けた宿がいくつか存在します。
認定を受けている宿は、コンセントのカバー設置や角の保護など、安全面への配慮が徹底されています。また、赤ちゃんに優しい泉質であることや、貸切風呂の設備が整っていることも認定のポイントに含まれているため、初心者でも安心して宿を選ぶことができます。
もちろん、認定を受けていない宿でも素晴らしいサービスを提供しているところはたくさんありますが、「どこにしようか迷って決められない」という場合には、この認定マークがついている宿を優先的に検討するのが、失敗しない宿選びのコツと言えるでしょう。
赤ちゃんとの温泉デビューで気をつけたいポイント

いよいよ温泉デビュー!という時に、パパやママが知っておくべき知識がいくつかあります。大人の温泉とは少し勝手が違う、赤ちゃんのための入浴マナーと注意点を解説します。
泉質と温度の確認は必須条件
赤ちゃんの肌は非常にデリケートです。大人には心地よい刺激の強い温泉も、赤ちゃんにとっては負担が大きすぎる場合があります。一般的に赤ちゃんに向いているのは「単純温泉」という刺激の少ないお湯です。新潟にはこの単純温泉が多いため、比較的選びやすいでしょう。
逆に、酸性度の高いお湯や、成分が非常に濃い温泉は、肌荒れの原因になることもあるので注意が必要です。また、お湯の温度も重要です。大人にはちょうど良い42度前後の熱いお湯は、赤ちゃんには熱すぎます。38度から40度くらいの「ぬるめ」に調整できるかどうかを確認しましょう。
貸切風呂であれば、自分たちで温度調整ができる場合もありますが、源泉掛け流しなどで調整が難しいこともあります。事前に「赤ちゃんが入っても大丈夫な温度か」を宿に確認し、もし熱い場合は、水を入れて調整しても良いか聞いておくとスムーズです。
入浴時間の目安と水分補給のタイミング
温泉は体を芯から温めるため、赤ちゃんは大人以上に体力を消耗しやすく、のぼせやすい傾向があります。初めての温泉であれば、入浴時間は5分から10分程度を目安にし、長くても15分以内には上がるようにしましょう。赤ちゃんの様子をよく観察し、顔が赤くなってきたら早めに上がるのが賢明です。
入浴前後はもちろん、入浴中も脱水症状にならないよう注意が必要です。お風呂から上がったら、湯冷めをしないように手早く水分補給をさせてあげてください。母乳やミルク、あるいは湯冷ましや麦茶など、普段飲み慣れているものを用意しておきましょう。
また、温泉成分が肌に残ったままだと、肌トラブルの原因になることもあります。温泉から上がる際には、真水のシャワーで軽く成分を洗い流してあげるのが、赤ちゃんの肌を守るためのポイントです。その後の保湿ケアも、いつも以上に入念に行ってあげてください。
貸切風呂でのマナーと注意点
貸切風呂はプライベートな空間ですが、公共の施設であることに変わりはありません。次に使う人のことも考えたマナーが必要です。例えば、おむつが外れていない赤ちゃんの場合、湯船の中で排泄をしてしまわないよう、入浴直前にトイレや新しいおむつへの交換を済ませておきましょう。
もし、お湯を汚してしまった場合には、速やかに宿のスタッフの方に連絡することが大切です。隠さずに伝えることが、衛生管理の面でも重要になります。また、脱衣所にゴミ箱がない場合は、使用済みのおむつはビニール袋に入れて持ち帰るのが基本のマナーです。
貸切風呂内での事故にも十分注意してください。床が濡れていると滑りやすいため、赤ちゃんを抱っこして歩く際は細心の注意を払いましょう。また、多くの貸切風呂には制限時間があるため、時間に余裕を持って行動し、終了の5分前には片付けを終えるようにすると慌てずに済みます。
持ち物リストと事前準備で旅行をさらに快適に

新潟への温泉旅行を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。赤ちゃん連れの旅行は荷物が多くなりがちですが、賢く準備をして負担を減らしましょう。
宿にある備品と自分で持参すべきアイテム
最近の新潟の温泉宿は、赤ちゃん向け備品が非常に充実しています。しかし、すべての宿にすべてが揃っているわけではありません。予約時に「何があって、何がないのか」を明確にしておくことが、パッキングの第一歩です。
| 宿にあることが多いもの | 自分で持参すべきもの |
|---|---|
| ベビーチェア・ベビーバス | 飲み慣れたミルク・哺乳瓶 |
| おむつ用ゴミ箱・おむつ替えシート | 食べ慣れた離乳食(レトルト等) |
| 子供用浴衣・スリッパ | いつも使っている保湿剤 |
| おしりふき・ベビーソープ | お気に入りのおもちゃ・絵本 |
特に食事関係は重要です。宿で離乳食の用意がある場合でも、赤ちゃんの好みに合わないことがあります。普段食べ慣れているレトルトパウチの離乳食をいくつか持参しておくと、いざという時に安心です。また、使い捨ての食事用エプロンや、麺類をカットするためのフードカッターも重宝します。
赤ちゃんプランの活用で荷物を最小限に
「赤ちゃんプラン」を選択すると、宿泊特典としておむつが使い放題だったり、おしりふきが1パックプレゼントされたりすることがあります。おむつはかさばる荷物の代表格ですので、これらを宿で調達できるだけで、移動の負担が劇的に軽くなります。
また、新潟県内の一部の大手旅館では、赤ちゃん向けのグッズを無料でレンタルできるサービスも行っています。ベビーカーや加湿空気清浄機、調乳ポットなどが借りられる場合、わざわざ家から持ち込む必要はありません。こうしたサービスをフル活用して、身軽に旅行を楽しみましょう。
ただし、レンタルの備品は数に限りがあることが多いため、必ず宿泊予約の際に「〇〇を借りたい」という旨を伝えておくことが大切です。当日になって「在庫がない」という事態を避けるためにも、事前の確認を徹底しましょう。
急な体調不良に備えた近隣の医療機関チェック
万が一、旅行中に赤ちゃんが熱を出してしまったり、体調を崩してしまったりした場合、パニックにならずに対応できるよう準備しておく必要があります。宿泊する宿の周辺にある「小児科」や「救急外来」のある病院を事前にリサーチしておきましょう。
宿のスタッフの方は地域の情報に詳しいため、チェックイン時に「もし夜間に子供の具合が悪くなったら、どこの病院へ行けばいいですか?」と軽く聞いておくのも一つの手です。また、健康保険証、乳幼児医療費受給者証、母子健康手帳は、近場への旅行であっても必ず持参するようにしてください。
まとめ:新潟の温泉と貸切風呂で赤ちゃんとの最高の思い出作りを
新潟県での赤ちゃん連れ温泉旅行は、貸切風呂のある宿を上手に選ぶことで、家族全員が心から楽しめる素晴らしい体験になります。他のお客さんに気兼ねすることなく、プライベートな空間でゆっくりとお湯に浸かる時間は、育児に励むパパやママにとって何よりのご褒美となるでしょう。
越後湯沢や月岡、弥彦といった魅力的な温泉地の中から、自分たちの家族に合った場所を見つけてみてください。そして、赤ちゃんプランや便利な備品貸し出しサービスを積極的に活用することで、準備の不安も解消されます。安全面や衛生面への少しの配慮さえ忘れなければ、温泉は赤ちゃんとの絆を深める特別な場所になってくれます。
「いつか赤ちゃんが大きくなった時に、この旅行の写真を見せてあげたい」。そんな温かい気持ちで、新潟の豊かなお湯と美食、そして人々の温かさに触れてみてください。今回の温泉デビューが、ご家族にとって笑顔あふれる最高の旅の思い出になることを願っています。




